旅の思い出





このホームページは、旅とバイクの素人であった頃の98年、何となく分かってきた
頃の99年、何か分かったような気がした(あくまでも・・気がした)2000年の私の旅をまとめたものです。
98年にいたっては、ほとんど遠出もしたことが無く、せいぜい近所を走るのが精一杯だった私にとっては、 東京晴海のフェリーターミナルへ行く事さえ、かなりの冒険でした。 道に迷い、出航時間に間に合わなくなりそうになって、船会社から自宅へ電話までかかって来たほどです。 登山リュックに、テントと寝袋衣類等などを大量に積めこみ、背負って走った、夜の銀座も今となっては 良い思い出です。

それまでは旅人でもなく、バイクの達人でもなかった私は装備品も非常に貧弱でした。 多くのライダーがツーリングマップルを所持している中、自分の持っていった地図はJTBから出ている 「るるぶ北海道」でした。テントは\3980でホームセンターで購入したものです。 バイク関連の部品に関しては、元々バイクに装備されている工具だけです。もちろんこれではかなり足りません。 当時は点火プラグの交換すら知りませんでした。
所持品、携帯品の違いはこの後も度々感じました。値段の張るものはそれなりにやはり良いものが多いです。
しかしかならずしも物にこだわることはないと思います。\3980のテントでもなんとか150日間もちました。穴だらけですが。 ですが、むしろひどい思いをしたほうが良い想い出に成っていることが自分の旅では多かったような気がします。
しなるテントの中で、みの虫のように寝袋の中で台風の過ぎ去るのをひたすら祈った深夜の小樽、蟻にテントを食い破られた石垣島の暑い昼下がり、 誰もいないはずのキャンプ場で、うっすらと不気味に浮かぶ自分の白い影に驚き、悲鳴をあげそうになった夜の高知。
装備品よりも旅にお金をかけましょう。キャンプ場だけではなくたまには民宿、ホテルに泊まることも 良いことだと思います。意外と面白い発見があったりするものです。
旅は発見の毎日でした。

キャンプ場では多くのライダーや旅人から色々なことを学びました。色々な話を聞きました。 その中でも感動した言葉は、景色はいつ来てもまた見られるけど、会った人の顔は忘れたら、もう一生思い出せない、 だからライダーと一緒に写真を撮る。というようなものでした。
人との出会いは最も素晴らしい旅での発見の一つです。万点の星空の下で、再び会うことがあるか どうか分からない仲間と飲む酒は、普段とは違う味がすると思います。

いつもの生活で何か物足りない。その何かを探しているのなら、旅に出てはどうでしょうか。 いつもとは違う何かが旅にはあると思います。 いつもとは違う人々と出会います。いつもとは違う自分に気付くはずです。
旅に関する知識やお金、装備品よりもまずは第一歩を踏み出してみませんか。



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